新制限・新ルールオルフェゴールについて

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【はじめに】

今回は新ルール、新制限後のオルフェゴールについて執筆しようと思います。自分はオルフェゴールを使って約1ヶ月という事もあり、理解度も浅いのですが、最後までお付き合いして頂けたら幸いです。


【もくじ】


1.デッキ選択


2.CSレポート


3.構築理論


4.サイドチェンジ


5.採用、不採用カード


6.あとがき




1.デッキ選択

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自分がオルフェゴールを選択した理由は2つあります。1つ目は圧倒的なデッキパワーに魅力を感じたからです。1枚で強力な効果を持つカードもあり、2枚以上で強力なコンボを生み出すことも出来る点に惹かれました。2つ目は《超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ》を強く使えることです。

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オルフェゴールの制約に縛られることも無く、リソースを回した後に着地させる事が可能で、ドラグーンを突破するのに相手はリソースをかなり使う傾向があります。突破された後は薄くなった相手の布陣を、オルフェゴールのギミックで押し切ると言ったのが主な勝ち方だと捉えています。この点からドラグーンとオルフェゴールのシナジーは強力な物だと考えました。

以上の2点が大まかなオルフェゴールの使用理由となっています。



2.CSレポート


朝霞CS2人チーム

3-1-1 ベスト8

このCSでの負けは《恐竜デッキ》との展開ミラーです。1本目先行を取られてしまい、誘発が無いまま敗北。2本目は先行を取ったものの、相手の誘発を重く貰ってしまいました。そのまま押し切られてマッチ敗北。負け試合はどうしようも無いのですが、調整段階でも事故が目立ち、構築を改良して次のCSに臨みます。


朝霞CS3人チーム

個人3-0-1 チーム2-2の予選落ち

前回の反省を活かし、構築を改良しました。結果として事故は無く、安定して勝つことの出来る構築に仕上がったと自負しております。メイン戦で全て後攻になってしまいましたが、後手からのパワーも高く、屈強な盤面の上からワンキルを決められたので、改めてこのデッキのポテンシャルの高さに脱帽しました。


通算成績は6-1-2。勝率は高いものの、あと一歩及ばず、大きな結果に繋がることが無かったのが心残りです。


3.構築理論

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添付した写真が最後に使用した構築です。レポートでも記載した構築の改良という点は《閃刀姫》ギミックと誘発です。最初のCSでは、閃刀姫ギミックの部分をオルフェゴールカノーネで代用していました。少しでもオルフェゴールネームを増やし、プライム、闇の誘惑、グレファーなどのシナジーを活かしたい意図がありました。ですが、結果として事故は軽減しませんでした。勿論、カノーネにもメリットはあります。ここで、カノーネと閃刀姫ギミックの差別点を比較していきます。


カノーネのメリット

・闇属性、オルフェゴールネーム

・ギルスを持っている際に、カノーネ召喚から入り、ギルスに無効系の誘発を貰ってもアナコンダに繋げることが出来る。

・バベル下でトポロジックモンスターの起動要因を作ることが出来る。


カノーネのデメリット

・単体では仕事が出来ない。

・2枚以上入れると、被った際にカノーネでカノーネを出すことが出来ない。



閃刀姫ギミックのメリット

・単体で仕事が出来る。

・先行では展開の補助、及び展開の最大値を伸ばせる。

・後攻での罠の踏み越える際、1枚でフェニックスになれるので優秀。(この際手札のオルフェゴールカードを切れるのでこの点も高評価。)


閃刀姫ギミックのデメリット

・闇属性、オルフェゴールネームでは無いのでプライム、誘惑、グレファーとのシナジーが薄い。


※エンゲージ+ビットと手札に来てしまった場合、エンゲージに役割を持たせずらいというのもありますが、ドラグーンのコストorトロイメアリンクモンスターのコストになってくれるので、そこまで気になりませんでした。


自分が両方使用し、感じたのが以上の点です。両者善し悪しがありますが、自分は単体での性能の高さに魅力を感じ、閃刀姫ギミックを採用しました。


次に改良した点は誘発です。1回目のCSでは増殖するGを3枚投入していました。ですが、《灰流うらら》の緩和により、Gに対する対抗札が1枚増えた為、通りにくさが目立ちました。自論なのですが、オルフェゴールは展開デッキに分類され、誘発で戦うデッキタイプでは無いと考えています。以上の点を加味すると、1枚1枚の誘発のバリューの高さに比重を置きたいと思慮し、《原子生命態ニビル》を採用しました。無論、増殖するGも通った際のバリューの高さがありますが、それは通ればの話です。メインからのニビルの採用が薄い現段階では有効札であると判断し、採用に至りました。


4.サイドチェンジ

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この場ではサイドチェンジについて書こうと思います。


・ミラー及び展開系

先行

in虚無空間

out増殖するG


後攻

inドライバー、γ×3、ニビル、ロンギヌス×2、超融合×2、スターヴ

out真紅眼の黒竜、ブラックマジシャン、真紅眼融合、オルフェゴールプライム、闇の誘惑×2、増援、抹殺の指名者×2、ドラグーン


・サンダードラゴン

先行

in虚無空間

outエフェクトヴェーラー


(選択権なし)

この対面は選手によってどちらを取るか分からない為割愛。残り時間、相手のプレイスタイル、デッキ内のサブギミック等を判断材料とし、臨機応変にサイドチェンジをする。


・罠系統

先行

inツインツイスター×2、羽根帚

outニビル、エフェクトヴェーラー、増殖するG


後攻

inツインツイスター×3、羽根帚、

out抹殺の指名者×3、エフェクトヴェーラー



・転生炎獣

先行

in虚無空間

outエフェクトヴェーラー


後攻

inドライバー、γ×3、ニビル

out闇の誘惑×2、オルフェゴールプライム、抹殺の指名者、墓穴の指名者


・閃刀姫

選択権あり(後攻を選択)

inツインツイスター×3、羽根帚、超融合×2、スターヴ

outニビル、闇の誘惑×2、オルフェゴールプライム、墓穴の指名者、抹殺の指名者、トポロジックボマードラゴン


選択権なし

in羽根帚

outエフェクトヴェーラー


大まかに書きましたが、サイドチェンジはその時対戦相手、残り時間、等様々な判断材料を駆使し、臨機応変に対応出来るのベストだと考えているので、一概に正解があるとは考えていませんが、参考程度に拝見して頂けたら幸いです。特に、上記で述べた、対サンダードラゴン、転生は相手のサブギミックによって大きく変えることが予期されます。(後ろに厚い型なら、ツインツイスターなどを投入するなど)

他にも疑問に思う点などありましたら、質問箱、リプライの方で対応させて頂きます。



5.採用、不採用カード

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ここでは構築論では書けなかったカード等について書こうと思います。


・闇の誘惑

まず、対面した方々から、闇の誘惑について質問されるケースが多かったので書こうと思います。このカードはマスマティシャン、スクラップリサイクラー等の召喚権を行使する初動のカードを不採用とし、採用した形になります。上記の2枚のカードとの差別点は召喚権被りが無く、手札で浮く事を防止してくれます。初動を探しに行くも良し、展開を通しに行くカードを探す、展開を通した後に妨害札を引き込むなど、優秀なドローソースの一種だと認識しています。サイド後は罠デッキなど、手数を要する対面にも有効なのも評価できるポイントです。


・ダークグレファー

オルフェゴールのデッキパワーを支える大黒柱のようなカードです。3枚採用出来たら迷わず採用します。


・サイフレームギミック

構築論でも記載しましたが、誘発1枚のバリューを考え、リスクよりもリターンを天秤に掛けた結果採用に至りました。ケアしずらいカードという事もあり、こういったデッキタイプには必要なカードだと考えています。


・ユニオンキャリアーを主軸とした型

この型は触っていないので分からないのですが、ニビルを重く貰ってしまう、デストルドーを使用し、アナコンダの効果を使用した際のライフが貧弱になってしまう等を考慮し、今のデッキタイプに落ち着きました。



6.あとがき

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今回はブロック戦がある物だと考え、調整をかなりやり込んだので書いてみました。このデッキに対する理解度は浅く、まだまだ自分自身も、このデッキにも伸び代があると思うので、落ち着いたらまた、遊戯王に励みたいと思います。最後になりますが、ここまで拙いながらもお付き合いして下さり、ありがとうございました。疑問に感じた点などありました、気軽に質問箱、リプライ、DMなどお待ちしておりす。



リリーサードラグーンについて。

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 今回は今期、自分が使用しているデッキについて書こうと思います。


 他の人のブログを読んで昔から自分もブログを執筆したいと思ってたので、いい機会なのもあってこの場で書くことにしました。ブログを書くのが初めてなのもあり拙い文章ですがお許しください。


《目次》

1.このデッキを使用するに至った経緯


2.このデッキの魅力、使用している理由


3.カードの採用理由、不採用理由


4.各デッキに対するサイドチェンジ


5.おわりに



1.このデッキを使用するに至った経緯

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 まず初めに前期、自分は《閃刀姫》→《転生炎獣》を使用。2019年のブロック代表を終え、自分は遊戯王の競技シーンから離れていた。10月に催されるはっちグランドに出場する兼ね合いで9月から復帰。(はっちグランドについては別の記事で書こうと思います。)使い慣れていた上記のデッキを使用することに。

だが、 1月の新改定を受け愛用していた《転生炎獣》が大幅に弱体化してしまい、今期のデッキ選択に頭を抱えさせられていた。

 改定が発表されてから情報が公開されていた《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》のカードパワーの高さに魅力を感じ、ドラグーンを主軸としたデッキを構築。(展開をメインとしたものではなく、インサイト、強力な罠カードを投入した物)しかし、このタイプではドラグーンを突破されてしまうと、リソースが無く、押し切られてしまう事が多くこの欠点をうめる為、うえきさん(‪@kzfsn ‬)のリリーサードラグーンを基盤

に展開の最終盤面にドラグーンを添える形をとる事に。ここまでがデッキ選択に至った経緯である。



2.このデッキの魅力、使用している理由

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 このデッキの魅力であるが、上記でも記述したようにドラグーンのカードパワーの高さにある。破壊耐性、対象に取られないなど、除去のしずらさ、優秀な妨害能力に加え、対象を取らない破壊効果に加えて、バーンダメージを与えるといった文句無しのパワーカードである。しかし、メタが回るにつれ壊獣カード各種、超融合などで容易に除去されてしまう。そこで、その欠点を埋める為、最終盤面にリリーサーを素材にしたクラウソラスを添えることにより特殊召喚を介した除去を無力化することに。それによりドラグーンを最大限活かせるデッキに。

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 展開も容易であり、ハリファイバーの着地まで行けば、アナコンダ+ドラグーン+リリーサー素材のクラウソラス+墓地にシラユキ(ブリキでレベル3がサルベージできた場合)まで展開することが可能となっている。現段階のフォーマットではこの展開を返すには皆既日食の書、闇の護封剣などの重ね引きなどである。(ラー玉はアナコンダを自害させることによりケアが効くため実質的な回答とは言えない)サイド後なら想定出来るが、メイン戦でこれが決まればほぼ勝ちと言っていいだろう。

 更に、後攻からもドラグーンの破壊効果が強力であり、融合までにトロイメアフェニックス、コーラルドラゴンなどで相手の妨害を超えられるなど、後攻からのパワーも高い。

 また、このデッキはハリファイバーを起点に展開する為、基本的な展開に求められるカードは2枚、最低で1枚(クリッター、デスガイド)となっている。この要求値の低さにより事故は殆どなく、ストレスフリーだ。ある程度引きたくないカードを引いてしまったとしてもドラグーンが場に出てしまえば、そのカード達はコストとして役割を持たせることも可能なのも評価できる。

 

纏めると、


・先行展開によって作られる盤面が屈強であり、要求値も低い。


・後手からのパワーも高い。


・事故の少なさ。


これらが、自分がこのデッキを使用している理由に直結している魅力と言えるだろう。



3.構築の変遷、カードの採用理由


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 自分が最初に使用した構築はうえきさんから頂いた物のほぼ完コピだった。そこから調整を重ね現在の構築に至る。最初のうちは《妖精伝姫-シラユキ》を採用していなかった。しかし、シェアの高いオルフェ、オルターはクラウソラスを乗り越える手段を持ち合わせている。例えばオルフェならギルスからオルフェゴール・トロイメアを落とし、バフを乗せて戦闘破壊。オルターならばメリュで墓地に送られてしまう。特にオルターのメリュの墓地送り効果にドラグーンの無効効果を使用するのは渋いので展開に無理無く添えられるシラユキを採用。これにより必然的にケルビーニも採用となった。f:id:kana18kana:20200212215612j:plain

また、このカードには他にも役割がある。それはハリファイバーに無効系統の誘発を貰い、展開が止まってしまった場合、シューティングライザーで墓地へ送ることにより返しのアナコンダやフェニックスへの無効系カードを避けながら再展開することが出来る。


 他に質問があったのが、《瑚之龍》である。このカードはかなり器用で個人的にとても気に入っている。主にクリッター+ウィルダーで出す事が多い。上記の素材でシンクロすることにより、クリッター1→ウィルダー2でチェーンを組むことにより、相手のアナコンダ、ドラグーンを返すことが出来る。(クリッターへのドラグーン効果を封じながらサタンクロースをサーチできる)。このプランはアロマさん(‪@aroma6669 ‬)から教えて頂いた。瑚之龍は相手のバックを剥がしながら、自身もチューナーである為ハリファイバーになる事も可能であり、②の効果により、手札消費が激しいこのデッキの弱点を補ってくれている。(②の効果はターン1制限があるが①の効果はターン制約が無いので、蘇生系カードにより再び場に出し、カード破壊することが出来るのも優秀)


 次に質問があったのはベイゴマギミックを抜いてトリックスターギミックに差し替えた事だ。ベイゴマギミックはベイゴマック1枚から出来ることが限られていて、柔軟性の低さから不採用とした。通ってもリターンも薄いのに対して、デッキ内に不純物(タケトンボーグ)を入れるのには見合って無いと判断したからだ。タケトンボーグ素引が強い場面は限られていてオライオンとセットで持っている時など、限定的な物が多かっので、不採用。弱くは無いが強くも無いと言った所だ。

 代わりに採用したのがトリックスターギミックと《星遺物を継ぐもの》だ。トリックスターギミックは先行でも召喚権を使用しないモンスター供給、後攻からは相手のバックをロックし、召喚権を使用しないモンスター供給など、先手後手でも優秀なカードだと感じ、採用。現在シェアを伸ばしつつある閃刀姫、オルターに対しても強力なカードであり、環境にマッチしている。

 次に星遺物を継ぐものについてである。このカードの認識としては死者蘇生の2枚目の様な感覚だ。ニビルを直撃した際、ニビルトークンをリンクスパイダーに変換し、継ぐもので墓地のモンスターを蘇生し、アナコンダを狙いに行ける。更に展開の詰めとしても強力で、クラウソラスの効果を使用後、このカードで墓地から《虹光の宣告者》をアナコンダのリンク先に出すことにより、相手がガメていた誘発、(反魂術に対する屋敷わらし、アナコンダまでガメておいた無効系統の誘発)を止めながら安全に展開することが出来る。後攻からでもライフをつめに行くシーン、リンク数を伸ばしたい、コーラルでバックを除去したい局面でも使えるなど、とにかく柔軟性が高い。

2つともベイゴマギミックには無い柔軟性がある為こちらを優先して採用。


その他不採用カードについて

《トロイメア・ユニコーン

 サンダードラゴンなど破壊では除去が難しいカードに対しては優秀だが、手札コストが重いため不採用。しかし、枠があればアクセスコードのバフを最大限引き出せるので今後の採用は要検討。


《I:Pマスカレーナ》

 自分も最初の構築には採用していたが、必要なシーンが少なく、このカードを出す時は大体、展開が終わった後に出すためほぼ勝ちの場面である。なので、勝ちを勝ちにするカードよりエクストラデッキの自由度を上げるため不採用となった。


※他にもこのカードの採用理由、不採用理由など疑問に思う点があればお気軽にご連絡ください。


4.サイドチェンジ

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 ここでは各デッキに対してのサイドチェンジについて書こうと思う。※残り時間などは考慮しないものとする。


・オルターガイスト

選択権有り

増殖するG×2out

ニビル、γ in


選択権なし

抹殺の指名者×3、無限泡影、ヴェーラー、クラウソラス、反魂術、リリーサーout

パンクラ×2、サタンクロース、ライトニングストーム×2、羽根帚、リブート×2in



・オルフェゴール

選択権有り

オルターガイストと同じ。


選択権なし

クラウソラス、反魂術、リリーサー、クリッター、オライオン、星遺物を継ぐもの、抹殺の指名者×2out

γ×3、ドライバー、ニビル、サタンクロース、システムダウン×2in


・サンダードラゴン

選択権有り

オルターガイストと同じ。


選択権なし

クリッター×2、クラウソラス、リリーサー、反魂術、キャロベイン、ライトステージ×2out

γ×3、ドライバー、サタンクロース、ニビル、リブート×2in


・展開系(ミラー、スパイラルetc…)

選択権有り

オルターガイストと同じ。


選択権無し

クリッター、オライオン、墓穴、抹殺×3out

γ×3、ドライバー、ニビル、サタンクロースin




上記のデッキを例に挙げたが、今期は色々なデッキが見られる事から、あらゆるテーマに対応出来るようにサイド作りを心掛けた。なので未知のデッキと対面したとしても、臨機応変に対処出来ると自負している。




5.おわりに。

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 最後になりますが、冒頭で記載したように初めての投稿という事もあり、拙い文章ですが、ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。質問があった部分にスポットを当て、紹介する形になりましたのでニーズにお答え出来ていると幸いです。他にも質問などありましたら、気軽にリプライでも送ってくだされば自分の答えられる範囲なら質疑応答できます。また機会があればこういった物を作りたい所存です。